📌フッ素グリース 高温機器用 M-HPTとは?
M-HPTは、まずポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の微粉末を増粘させた高粘度の全合成潤滑油に、酸化防止剤や耐摩擦剤などの各種添加剤を配合した高温フッ素グリースです。さらに、低蒸発かつ高引火点の基油を使用しているため、常温および高温での蒸発損失が非常に少なく、優れた化学的安定性と長期潤滑性能を備えています。その結果、推奨動作温度は-20℃~+240℃で、特に高温下でも潤滑効果を長期間維持することが可能です。

高温フッ素グリース M-HPT

M‐HPT 外観
外部リンク:JST物質データベース(Nikkaji)
📌フッ素グリース 高温機器用の特徴・用途・実績
⚙ 特徴
- 使用温度範囲:-20℃~+240℃。
- 高温環境下でも潤滑性能を維持。
- ✅高温での酸化、硬化、軟化が少なく、高温下でも潤滑効果を長期間維持。
- プラスチック、各種金属部品、ゴム、ナイロン、PTFEなどの機器部品に適しています。
- ✅密着力が高く、油膜強度が高いため、したがって耐摩擦性能が向上。
- ✅NSF-H1取得、食品機械や食品加工環境で使用できる潤滑剤。
🎯 使用用途
- ✅クリーンルーム内の搬送装置・半導体製造装置の摺動部。
- ガイドレール、滑り面の長期潤滑。
- 金属またはプラスチックギアの騒音低減潤滑。
- ✅電子・電気機器、電気工学、光学機器、医療機器。
- スローオーブン機構、バッファー等、減衰条件のある部品の潤滑。
- ✅ エンプラ樹脂を用いた摺動・シール部品の焼き付き防止。
🧰 導入実績
- ✅成形金型の可動部に採用され、金型寿命の延長およびメンテナンス間隔の長期化を実現
- 精密装置において、高温動作でも摩耗や焼き付きが抑制され、安定稼働に貢献
- ✅プラスチック/ゴム/金属素材混在部品に広く対応し、素材への影響が少ないため安心して使用可能
📌製品情報
▶️ グリース 塗布模様
▶️ 温度試験
📋 製品仕様
・製品名:M-HPT 高温フッ素グリス |
・認証規格:NSF-H1 |
・使用温度範囲:−20℃~240℃ |
・増ちょう剤:PTFE |
・ベースオイル:フッ素油 |
・ちょう度(25℃):No.2相当(JIS K 2220) |
・外観:白色 |
・耐水性:優秀(水がかかる環境でも性能維持) |
・化学的安定性:高い(樹脂や金型を劣化させにくい) |
・有害成分:鉛・モリブデンなど非含有 |
・主な対象素材:半導体製造装置、真空装置、エンプラ部品への潤滑 |
外部リンク:IPROS – グリース比較
🛒 製品ラインナップと価格
Amazonからご購入いただけます。
品番 | 容量(g) | 価格(税抜き) |
M-HPT-50 | 50 | ¥1,800 |
*M-HPT-100 | 100 | ¥3,500 |
*M-HPT-400 | 400 | ¥7,700 |
*容量はお問い合わせくいださい
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