初めに
ダイカスト金型に使用するグリスは、
「○時間ごと」「○ショットごと」といった一律の基準ではなく、
使用状態を見ながら判断することが重要です。
ここでは、
ゴールデングリスを使用する際の再塗布判断の目安を
点検チェックリスト形式でまとめています。
再塗布のための点検チェックリスト
【点検項目①】目視チェック
次のような状態が見られないか確認してください。
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□ グリスの色が極端に黒くなっている
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□ 焦げたような変色が見られる
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□ 明らかにグリス量が減り、薄くなっている
👉 1つでも当てはまる場合は再塗布を検討してください
【点検項目②】手触りチェック
グリスに直接触れて、以下を確認します。
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□ 指で触れた際に油膜感が残っている
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□ しっとりとした粘性が感じられる
以下の状態が出ている場合は注意が必要です。
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□ 油分をほとんど感じない
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□ 粉っぽさ、乾いた感触がある
👉 油膜感が失われてきた段階が再塗布の目安です
【点検項目③】動作時の変化
金型の稼働中・直後に以下の点を確認します。
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□ 摺動音が以前と変わっていないか
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□ 動きに渋さや引っ掛かりが出ていないか
👉 音や動きの変化は、グリス消耗のサインとなる場合があります
ゴールデングリスについて
ゴールデングリスは、
高温環境下でも油膜保持性に優れ、急激な色変化や粘度変化が起きにくい特性があります。
そのため、
汎用高温グリスと比較して
再塗布頻度を抑えられるケースが多いのが特長です。
注意事項(重要)
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金型構造、負荷、稼働条件により最適な再塗布タイミングは異なります
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本チェックリストはあくまで判断の目安です
👉 点検結果に迷う場合や、使用条件に不安がある場合は
お気軽にご相談ください
こんな方におすすめ
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ダイカスト金型の可動部メンテナンスを担当している
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グリスの塗り替えタイミングが感覚頼りになっている
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メンテナンス回数を見直したい
