フッ素グリスについて
●フッ素グリスは耐熱性、耐寒性、耐酸化性、耐薬品性、電気絶縁性、不燃性に優れ、過酷な環境下でも長期にわたり性能を発揮、維持するフッ素グリースです。低温から高温まで、広い温度範囲で良好な潤滑性を示します。高温時に低蒸発なためアウトガスの発生が少なく、高真空機器、クリーンルーム内などでのご使用に適しています。PFOA規制対応品であり、長期的にご使用可能です。また、非常に高価で、耐薬品性とゴムや樹脂への攻撃性の低さ、-60℃でも硬質化しないのが特徴。
PTFEの配合の仕方、基油により用途に合ったフッ素グリスを選択できるように安価な物から高価な物を取り揃えております。高価になると密度が高くなり気密性に優れ揮発性が極めて少ないフッ素グリスとなります。よって真空下における脱ガスを少なくし光学機器やクリンルーム内での使用が推奨されています。
●フッ素グリスとリチウムグリスの違いについてリチウムグリスの場合は動作温度での高温でも使用できますが(摩耗性は問題なし)多少の揮発、軟化が見られ長期間の使用に不向きであり、メンテナンス回数が増えます。