— 金型メンテナンスに欠かせない基礎知識 —

グリースのちょうどとは?
グリスの「1号・2号・3号」の違いをご存じでしょうか?
グリス選定でよく使われる「ちょう度(NLGI)」は、グリスの硬さを表す国際規格です。
金型のスライド部やエジェクターピン、高温環境など、用途によって適したちょう度は異なります。
この記事では、NLGIの意味や1号・2号・3号の違い、金型での使い分けについてわかりやすく解説します。
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■ ちょう度(NLGI)= グリースの硬さを示す指標
ちょう度は、アメリカ潤滑協会(NLGI)が定める国際基準で、000 ~ 6 の 9段階に分類されます。
・数字が小さい → 柔らかいグリース(液状に近い)
・数字が大きい → 硬いグリース(ペースト状に近い)
■ グリスのちょう度(NLGI)の使い分け
■ NLGI No.1
柔らかく流動性が高い。
低温環境や細かい隙間への浸透性を重視する場合に適しています。
■ NLGI No.2
最も一般的なちょう度。
金型のスライド部や機械の軸受など幅広く使用されます。
■ NLGI No.3
硬めで保持性が高い。
高温環境や振動が大きい箇所に適しています。
🔵 金型のスライド部や摺動部にはNLGI No.2 が最も多く採用されています。
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【よくある質問】
Q. グリスは1号と2号どちらを選べばいいですか?
A. 一般的な金型や機械用途ではNo.2が最も多く使用されています。
低温や細かい隙間にはNo.1、高温や振動が大きい箇所にはNo.3が選ばれることがあります。
■ なぜちょう度選びが重要なのか?
グリースの硬さは以下の性能に直結します。
-
・滲み出し(油ダレ)のしやすさ
-
・スライド部の摺動抵抗
-
・高温時の保持性
-
・密着性・飛散しにくさ
例えば、「同じNLGI No.2でも基油粘度によって滲みにくさが大きく変わる」というお問い合わせを頂くことがあります。
→ ちょう度と基油粘度の両方を見て選ぶことが大切です。
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■ 金型でのちょう度選びの例
・エジェクターピン・精密摺動部:
→ 柔らかめ(No.1〜2)+高粘度基油が最適
・高温のスライドコア:
→ No.2〜3相当で、高耐熱・高密着のタイプ
・油ダレを嫌う透明成形:
→ No.2+低蒸発・高粘度系が効果的
■ まとめ:ちょう度は「適材適所」が重要
ちょう度はただの“硬さ”ではなく、使用環境・負荷・温度・材料汚れに影響する重要パラメータです。
エムアンドエムでは、用途に応じたグリース選定のご相談を承っています。**「どれを選べばよいかわからない…」**という場合も、お気軽にお問い合わせください。
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