ドローンメンテナンスに必要なグリスとは?

ドローンは精密な電子機器でありながら、屋外で使用されることが多く、湿気やホコリ、振動、温度変化など過酷な環境にさらされています。
「飛行中に接触不良が起きた」 「バッテリー端子が汚れていた」 「可動部の動きが悪くなった」
こうしたトラブルは、適切なメンテナンスによって予防できる場合があります。
その中でも重要なのが用途に応じたグリスの使い分けです。
今回は、ドローンのメンテナンスで役立つグリスの種類と用途をご紹介します。
ドローンでグリスが活躍する場所
グリスが使用される代表的な箇所は次のとおりです。
・バッテリー端子
・電源コネクタ(XT60・XT90など)
・信号コネクタ
・ジンバルの可動部
・樹脂ギア・樹脂摺動部
・放熱部(CPU・ESC・ヒートシンク)
部位によって求められる性能は異なるため、同じグリスをすべてに使うことはおすすめできません。
接点保護には「接点グリス」
ドローンは屋外で使用するため、
・湿気
・結露
・雨水
・ホコリ
などの影響を受けやすく、コネクタの接点が酸化・腐食することがあります。
接点保護を目的とする場合は、**接点グリス(M-CPG)**が適しています。
接続後に薄く塗布することで、
✔ 防湿
✔ 防錆
✔ 接点保護
に役立ち、長期間安定した接触状態を維持しやすくなります。
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▶接点グリスとは?接点不良を防ぐ潤滑剤の役割と用途を解説 –
接触抵抗を抑えたいなら「導電性グリス」
大電流が流れるバッテリー端子やアース部などでは、接触抵抗が性能に影響する場合があります。
こうした用途では**導電性カーボングリス(M-ELC)**が選択肢になります。
特徴
・接触抵抗の低減
・酸化・腐食防止
・通電の安定化
※用途や構造によって適否が異なるため、使用箇所に応じた選定が重要です。
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▶導電性カーボングリスとは?導電性グリスの特徴・用途・使用例を解説
可動部にはフッ素グリス
ジンバルや樹脂ギアなど、
・樹脂部品
・ゴム部品
・精密摺動部
では、低摩擦・低ブリードのフッ素グリスが適しています。
M-PPTは、
・ノンシリコン
・樹脂・ゴムへの影響が少ない
・にじみにくい
・長寿命
といった特長があり、精密機器にも適したフッ素グリスです。
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▶精密機器用フッ素グリース M-PPT|耐熱-25℃~+280℃
放熱には熱伝導グリス
ドローンには、
・ESC
・CPU
・電源モジュール
・LED制御基板
など発熱する電子部品が多数搭載されています。
これらの熱を効率よくヒートシンクへ伝えるためには、熱伝導グリスが重要です。
当社のM-HCD 熱伝導グリスは、
・熱伝導率 2.0W/m・K
・優れた絶縁性
・耐熱・耐久性
を備え、電子部品の放熱対策に適しています。
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熱伝導グリスとは?ヒートシンクと電子部品の放熱を支える重要部材
グリスは用途に応じて使い分けることが重要
ドローンのメンテナンスでは、1種類のグリスですべてをカバーするのではなく、用途に応じて選ぶことが重要です。
| 用途 | おすすめ製品 |
|---|---|
| 接点保護 | M-CPG 接点グリス |
| 接触抵抗低減 | M-ELC 導電性グリス |
| 可動部・樹脂部 | M-PPT フッ素グリス |
| 放熱 | M-HCD 熱伝導グリス |
まとめ
ドローンは精密機器だからこそ、日頃のメンテナンスが飛行性能や部品寿命に大きく影響します。
接点保護、導電性、潤滑、放熱など、それぞれの目的に合ったグリスを選ぶことで、トラブルの予防につながります。
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