高温環境で使えるグリースの選び方
金型や機械部品では、
高温環境による潤滑トラブルが発生しやすくなります。
・焼き付きやかじり
・グリースのにじみ(油分分離)
・動作不良や摩耗の進行
こうしたトラブルは、
グリースの性能ではなく“選び方”が原因になっているケースも少なくありません。
👉 高温環境で発生するこれらのトラブルは、原因を正しく理解することが重要です。
▶金型トラブルの原因とは?グリスのにじみ・汚れ・焼き付きを防ぐ潤滑対策
■ 高温環境でグリースがダメになる理由
一般的なグリースは高温になると
・基油が分離して流れ出る
・揮発して潤滑成分が減少する
・増ちょう剤が劣化する
といった変化が起こります。
その結果
潤滑不足や汚染、焼き付きにつながります。
👉このようなにじみは、温度条件によって発生しやすくなります。
▶高温になるとなぜグリスは流れてしまう?
■ グリース選定で重要な3つのポイント
① 耐熱性(使用温度範囲)
→ 実際の温度に対して余裕のあるグリースを選ぶ
② にじみにくさ(低ブリード性)
→ 油分分離が少ないものを選定
③ 摩擦特性(低摩擦・耐荷重)
→ 摺動条件に合った性能が必要
この3つのバランスが重要です
■ よくある失敗
・高温対応と書いてあるだけで選ぶ
・価格重視で選定する
・用途を考えずに汎用グリースを使う
結果として
にじみ・焼き付き・短寿命が発生します
■ 用途に応じたグリースの考え方
・精密部品 → 低摩擦+にじみにくいタイプ
・高荷重部 → 耐圧性能重視
・高温部 → 耐熱+低蒸発タイプ
👉 一つのグリースですべて対応は難しい
▶【用途別】金型各種グリスの選び方|失敗しない用途別ガイド
■ 高温環境では「専用グリース」が前提
特に金型では
・高温
・微小クリアランス
・繰り返し動作
という条件のため、
専用グリースの選定が重要になります。
👉 金型用グリース一覧はこちら
▶金型用グリース製品一覧|高耐熱・高密着・高寿命
■ まとめ
高温環境での潤滑トラブルは
・温度
・にじみ
・摩擦条件
に対して適切なグリースを選ぶことで防ぐことができます。
「高温対応」と書いてあるだけで選ばない
使用条件に合わせた選定が重要です
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