用途、コスト、使用温度から選ぶ金型グリース

潤滑剤には多様な種類がありますが、代表的なものとして
「リチウムグリース」と「フッ素グリース」があります。
両者は性能や用途に大きな違いがあり、誤って選定すると機械トラブルの原因になります。
リチウムグリースは鉱油を基にリチウム石けんで増ちょうした一般的なタイプです。安価で汎用性が高く、自動車や一般機械で広く使用されています。
ただし、耐熱温度はおおむね200℃前後までで、強酸・強アルカリ環境や真空環境には不向きです。
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▶2硫化モリブデングリース M-MOD|高耐摩耗性の潤滑剤
一方フッ素グリースは、フッ素系オイルを基油にし、PTFEなどを増ちょう剤に用いた特殊潤滑剤です。−25℃の低温から280℃以上の高温まで安定して機能し、薬品や真空中でも性能を発揮します。さらに不燃性にも優れるため、半導体製造装置や食品機械、医療機器などの特殊分野で重宝されています。
コスト面ではフッ素系は高価ですが、その分交換頻度を減らせるため、長期的にはコストメリットが出る場合もあります。用途に応じて
「コスト優先ならリチウム」
「耐環境性重視ならフッ素」
と使い分けるのが基本です。
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▶フッ素グリスとシリコングリスの違いを解説|用途・特徴・使い分け
― エムアンドエム製品での具体的な使い分け ―
金型用グリスは
**「どの製品を、どの用途に使うか」**を明確にすることで
✔ トラブル削減
✔ メンテ回数削減
✔ 成形の安定化
につながります。
エムアンドエムで実際に使用実績・閲覧数の多い製品を、用途ごとに具体的に紐付けてご紹介します。
各種グリス比較
| 品名 | 成分 | 耐薬品性 | コスト | 使用温度 |
| 金型グリース食品容器用 | PTFE配合 | ◎ | 〇 | -20~230℃ |
| 金型グリースOリング・パッキン用 | シリコン | 〇 | ◎ | -20~230℃ |
| 金型グリース高温スライドコア用 | 特殊合成油 | 〇 | 〇 | -20~200℃ |
| 金型グリース一般機器用 | リチウム | △ | ◎ | -20~180℃ |
| 金型万能フッ素グリース | PTFE | ◎ | △ | -20~280℃ |
| 高温フッ素グリース | PTFE | ◎ | 〇 | -20~240℃ |
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▶【用途別】金型各種グリスの選び方|失敗しない用途別ガイド
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