金型メンテナンスはいつ行うべき?判断基準と管理方法を紹介

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金型メンテナンスはいつ行うべき?

金型メンテナンスの頻度と判断基準をショット数・清掃・温度・潤滑状態から解説するイメージ

金型メンテナンスは、成形品質を安定させ、摩耗や突発的なトラブルを防ぐために欠かせません。

しかし、

「どのくらいの頻度でメンテナンスすればいいのか?」

「何を基準にメンテナンス時期を決めればいいのか?」 と判断に迷うことも多いのではないでしょうか。

金型の状態は、生産量や成形条件によって大きく変わります。

そのため、単純に「○か月ごと」と決めるだけではなく、

ショット数・汚れ・温度・潤滑状態などを確認しながら、適切なタイミングを判断することが重要です。

 

金型メンテナンスの頻度はどのくらい?

金型メンテナンスに、すべての金型に共通する適正頻度があるわけではありません。

同じ1か月使用した金型でも、

・1日の生産ショット数

・成形する樹脂

・成形温度

・金型構造

・可動部の数

・使用環境 などによって負荷は異なります。

そのため、使用期間だけでなく「実際にどのくらい使ったのか」を把握することが重要になります。

 

金型メンテナンス時期を判断する5つのポイント

金型メンテナンス時期を判断するショット数・汚れ・温度・潤滑・成形状態の5つのポイント

 

メンテナンス時期を判断するときは、次の5項目を確認してみましょう。

① ショット数 前回のメンテナンスからどの程度使用したか。

② 汚れ・樹脂残留 樹脂、ガスヤニ、古いグリスなどが蓄積していないか。

③ 温度状態 設定温度までの立ち上がりや温度の安定性に変化がないか。

④ 潤滑状態 スライド部やガイドピンなどでグリス切れ、摩耗、カジリが発生していないか。

⑤ 成形状態 バリ、異物、外観不良など、以前と違う変化が出ていないか。

これらを定期的に確認することで、異常が発生してから修理するのではなく、トラブルを未然に防ぐ予防保全につなげることができます。

 

ショット数で金型メンテナンス時期を管理する

金型の使用量を把握する分かりやすい指標がショット数です。

ショット数を記録しておけば、

・前回のメンテナンスから何ショット使用したか

・グリス塗布後にどの程度稼働したか

・部品交換後の使用回数

などを把握できます。

例えば「○万ショットで点検」「○万ショットで清掃」といった、自社の使用実績に合わせたメンテナンス基準も作りやすくなります。

ショット数の把握には、金型の開閉動作に連動してカウントするCVPL-200 金型ショットカウンターを使用できます。

電源・配線不要のメカニカル式で、最大1,000万ショットまで対応しています。

 

  🔵 金型のショット数を見える化

モールドショットカウンターCVPL

▶ CVPL-200 金型ショットカウンターの詳細はこちら  

 

金型・成形設備の清掃も重要

 

金型メンテナンスでは、部品交換やグリスアップだけでなく清掃も重要です。

樹脂や汚れが蓄積すると、炭化や異物の発生などにつながることがあります。

特にプラスチック加工機のスクリューやダイスでは、付着した樹脂を定期的に除去することが大切です。

こうした清掃には、銅製メッシュのコパメッシュを使用できます。

スクリューやシリンダーなどの金属を傷つけにくく、ダイス穴の清掃にも使用できます。

必要な長さに切って使用できるのも特長です。

 

  🔵 スクリュー・ダイスに付着した樹脂の清掃に

銅コパガーゼ12.7㎜×30M 12.7㎜×10M プラスチック加工機 スクリュー シリンダー ダイスの清掃に

M-COP-10,M-COP-30


 ▶ コパメッシュ(銅メッシュ)の詳細はこちら  

 

温度変化はヒーター点検のサイン

金型メンテナンスでは、温度状態の変化も見逃せません。

・設定温度まで上がるのが遅い

・温度が安定しない

・発熱にムラがある

・ヒーターの交換頻度が増えた

こうした変化が見られた場合は、カートリッジヒーターや温調部品を確認するタイミングです。

ヒーターが完全に故障するまで使用するのではなく、普段から温度の変化を確認しておくことで異常の早期発見につながります。  

 

🔵 金型加熱・ヒーター交換に

ワトロ社製ファイヤーロッドカートリッジヒーターの製品画像

ワトロ社製 ファイヤーロッドカートリッジヒーター


▶ ワトロー製カートリッジヒーターの詳細はこちら

 

潤滑状態も定期的に確認する

スライド部、ガイドピン、エジェクターピンなどの可動部では、グリスの状態も確認しましょう。

グリスが不足・劣化した状態で使用を続けると、摩耗・カジリ・焼付きなどの原因になります。

潤滑管理も「○か月ごと」だけではなく、ショット数・使用温度・実際のグリスの状態を確認しながら塗り替え時期を判断することが重要です。

 

👉金型の潤滑・焼付き対策に
 ▶最適なグリースの選び方|金型用途別グリース選定ガイド – ㈱エムアンドエム

 

まとめ

金型メンテナンスは、「○か月ごと」という期間だけで判断するのではなく、

実際の金型の状態を確認してタイミングを決めることが重要です。

特に確認したいのが、

・ショット数 → 使用量を把握する

・清掃状態 → 樹脂や汚れを除去する

・温度状態 → ヒーターの異常を確認する

・潤滑状態 → 摩耗や焼付きを予防する

・成形状態 → 異常の兆候を早期発見する

という5つのポイントです。

ショット数を記録し、清掃・温度・潤滑状態を定期的に確認することで、金型保全を「壊れてから直す」対応から、トラブルを未然に防ぐ予防保全へ変えていくことができます。

金型の状態を見える化し、それぞれの金型に合ったメンテナンス基準を作ることが、安定した生産と金型寿命の維持につながります。

 

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